ブログ

2019.02.15

クリニックの名前の由来 ~「女性も受診しやすい泌尿器科」を目指して~

ハルンとはドイツ語でHARN、すなわち尿の事です。 泌尿器科は前回のブログの記事で述べたように、『泌尿器科(ひにょうきか)』と読めない方が意外に多くいらっしゃる事と、『泌尿器科は包茎手術を専門に行う科』と思い込んでいる方も多く、特に女性の方が受診するには(泌尿器科は)敷居が高いという意見もありハルンクリニックと命名致しました。 ところが、当初は『ハルンクリニックってなんですか? 何が専門ですか?』と聞かれる事も多くその度に説明をさせていただいておりましたが、最近では一度受診された患者さんが、ご家族や友人を口コミで紹介していただくことが多く『ハルンってなんですか?』と聞かれる事も少なくなりました。 
頻尿、尿失禁(尿漏れ)、膀胱炎、過活動膀胱、尿潜血等女性の泌尿器科疾患は多ため、当クリニックでは『女性でも気軽に受診していただけるように』心がけております。 恥ずかしがらず、気負わず、気軽にご相談下さい。 

2019.02.14

泌尿器科は『ひにょうきか』と読むのです。~泌尿器科医のつぶやき~

「健診で尿潜血の指摘があり、‛ひつにょうきか’で精査をしてもらうようにと健診検査報告書に書かれていたため受診しました。」
このように患者さんの中には、いまだに「泌尿器科」を「ひつにょうきか」と呼ぶ方が時々いらっしゃいます。
悲しいかな、名前をしっかりと覚えてもらえないのは、マイナー科の宿命なのでしょう。(*内科や外科がメジャーと呼ばれるのに対して、我々医療人は泌尿器科等をマイナー科と呼んでいます。)
膀胱炎の治療を最も得意としている診療科はやはり泌尿器科です。 膀胱炎には「急性膀胱炎」、「慢性膀胱炎」、「単純膀胱炎」、「複雑性膀胱炎」、「間質性膀胱炎」などがありそれぞれ治療法も異なります。 また、膀胱炎によく似た症状の中には、膀胱がんや膀胱結石、子宮がん、尿道憩室炎など診断がむつかしい疾患もあり、泌尿器科専門医であればこれらの疾患をしっかりと鑑別して適切な治療を施していくのですが、膀胱炎の患者さんの大半は内科や婦人科を受診されているのが現状です。 実際には単純膀胱炎が多いため抗生剤の短期服用で治癒する事が多いのですが、『膀胱炎は泌尿器科』と皆さんに浸透していただけるように日々の診療に勤しみたいと思います。 

2018.09.10

『泌尿器科に行きたいけど陰部をお医者さんに見せるのがとても恥ずかしいです。』

膀胱炎や尿潜血(血尿)といった症状は若い女性に多い症状ですが、初めて泌尿器科を受診する際にはとても敷居が高いようです。 『泌尿器科に行きたいけど陰部をお医者さんに見せるのがとても恥ずかしいです。』とおっしゃる方がいますが、泌尿器科で恥ずかしい検査をいきなり行うことはありません。 実際には尿検査や超音波検査などの『恥ずかしくない検査』でほとんど診断がつくので、安心して気軽に泌尿器科を受診してください。

2018.09.02

頻尿を治す方法3 膀胱訓練の方法

前回、前々回、膀胱訓練についてブログへ記事を記載しましたが、膀胱訓練の具体的な方法について今回は簡単に記載いたします。

①尿道に力を入れて尿が漏れるのをこらえる(尿道括約筋を締め付ける訓練)

 最初は肛門をギュッと締め付けるようにして尿意をこらえると良いでしょう。 尿意を感じても5分~10分排尿を我慢します。

②尿量を計測する

 膀胱にたまった尿の量をチェックしていきましょう。

 膀胱に貯める尿量の目安は、約300400mlを目標とすると良いでしょう。

・尿失禁が心配な方は 尿パットを当ててみるのも良いでしょう。 深呼吸をして、尿の事を考えずに他の事を考えて気を紛らわせるのが尿を我慢する際のコツです。

2018.09.01

頻尿を治す方法2 膀胱訓練を行ってはいけない方 ~沖縄県泌尿器科専門医のコラム~

前回、膀胱訓練のお話を記載しましたが、膀胱炎、膀胱結石、膀胱がん、前立腺肥大症、前立腺炎、神経因性膀胱(低活動膀胱)、尿意切迫を伴う過活動膀胱、間質性膀胱炎等の方には、膀胱訓練は治療として不適です。 素人判断では行わず、泌尿器科専門医、または泌尿器科について熟知した医師に診てもらった上で膀胱訓練はおこなっていただきたいと思います。

2018.08.31

頻尿を治す方法(膀胱訓練) ~沖縄県泌尿器科専門医のコラム~

今年5月頃、当クリニックへ『頻尿で困っている』という若い女性が受診されました。 春に大学受験に失敗し現在浪人中との事。昨年の秋ごろから頻尿が酷く12時間毎トイレに行くようになったため、『膀胱炎か?』と思い、近くのクリニックを受診するも『膀胱炎ではない』といわれたそうです。 自然に治るかと思い、様子を見るものの一向に改善しないため、たまたま知人に紹介され当クリニックを受診しました。

『頻尿で勉強にも集中が出来ず、模擬試験の途中でトイレに立つ』という彼女の話を聞いていると、『この子は頻尿のため受験に失敗したのかも。このままでは彼女の実力は発揮できず、来年も志望校に合格するのはむつかしいかも。』と、彼女の将来を心配してしまいました。

超音波検査、尿流量検査、尿検査等泌尿器科的に専門的な検査を行った結果、彼女の頻尿の原因は『心因性頻尿』が考えられました。 治療としては、①尿意を抑える薬を投与し、②同時に『膀胱訓練』を指導しました。 『膀胱訓練』とは、簡単に言えば『尿を我慢する訓練』の事。 尿意を感じてもすぐにトイレに立つのでは無く、5分から10分排尿を我慢する事で少しずつ膀胱に尿をためるように訓練をするのです。 膀胱の容量が大きくなることで排尿回数が減り、すなわち頻尿を改善させるのです。 

彼女の場合、治療を始めて1か月が経過したところ、『試験中はトイレに立たなくなりました。』と、さっそく効果が表れてきました。 

この調子で頑張って、『来年には桜の花を咲かせてくれるかな。』とスタッフ一同彼女に期待しています。

2018.08.21

インフルエンザ発生状況(H30年第33週 那覇市医師会)

先週もインフルエンザの発生報告があります。夏季においてもインフルエンザの症状が疑われたら早めに対処をし、周囲への拡散を予防しましょう。

平成30年第32週 H30.8.13H30.8.19インフルエンザが疑われて検査を施行した人数 344

 

インフルエンザ陽性者            20人(A20,B0名、AB混合0名)

 

*那覇市医師会生活習慣病検診センター検査部発表 (検査協力施設;浦添総合病院、那覇市立病院、沖縄赤十字病院、沖縄県立南部・こども医療センター)

 

なしろハルンクリニック

浦添市屋富祖国道58号線沿い 宮城バス停より徒歩1分 バーガーキングが目印です。 

*なしろハルンクリニック ではインフルエンザの検査・治療も行っています。

2018.08.14

第8回なごみ会県民健康フェア

沖縄県医療保険連合(通称:なごみ会)よりお知らせです。

平成30819日(日曜日)12001600 コンベンションセンター展示棟にて『第8回なごみ会主催 県民健康フェア』が開催されます。

 健康増進に関心のある方はお気軽にお立ち寄りください。 なお参加費は無料です。

 

沖縄コンベンションセンター

901-2224 沖縄県宜野湾市真志喜 4-3-1

 

沖縄県浦添市屋富祖 国道58号線沿い バーガーキング3F

尿検査の異常ご相談下さい 泌尿器科 なしろハルンクリニック

2018.07.10

久しぶりに歯科治療のため通院

数年間歯科検診も受けてこなかったのですが、先日食事中に奥歯の詰め物(インレイ)がとれたのでクリニックの近くの歯科医院へ飛び込みで診ていただきました。 詰め物(インレイ)がとれた部位の歯は、う蝕がすすんでおり、さらに数か所の歯も治療が必要な部位がある事が判明、これから何度か治療に通わなければならない事になりました。 以上の事情から7月、8月の期間は時々午後の診療を30分早く切り上げて歯科治療に通う事となります。 ご迷惑をおかけいたしますがなにとぞご了承下さい。 なお、その際にはHP当院からのお知らせの掲示板でお知らせ致します。

なしろハルンクリニック 院長 名城文雄

2018.06.29

睡眠薬についての勉強会 -長期および高齢者への処方の安全性-

6月28日(木)、一般医向けの睡眠剤や向精神薬の適正使用をテーマにした講習会に参加してきました。 ひと昔前では『比較的安全』とされていたいくつかの睡眠剤や抗不安薬(いわゆる精神安定剤)の長期服用で生じる薬物依存リスクや、認知症の進行、転倒や骨折リスクなどについてのお話しがあり、「既に長期服用している患者さんらが適切に減量、減薬する取り組みを早急に行う必要がある」との結論でした。 

 

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